夫の不倫が発覚すると、妻はショックと怒り、悲しみで悩み苦しみますよね。
しかしそれだけ傷つくというのは、夫への愛情がまだあるからともいえます。
実際、大半の妻たちは夫に不倫されたその後、離婚ではなく夫婦関係を再構築する方法を選んでいます。
とはいえ、それは簡単な道のりではありません。
今回は不倫されたその後、どうやって夫婦関係を再構築させ、やってはいけないNG言動を併せてご紹介し、今まで以上に幸せな絆の強い夫婦になれるお手伝いをいたします！
ぜひご自身に置き換えて参考にしてください。
不倫発覚、その後再構築できる可能性は無限大！
夫に不倫をされたその後、選ぶ道は離婚とは限りません。
夫婦になり、積み上げた絆はそう簡単に捨てられるものではありません。
不倫相手と完全に別れ、夫が妻ともう一度やり直したいと思っているのであれば、夫婦として再構築できる可能性は無限大です。
うまく夫婦関係を再構築には、妻である私たちの言動と夫婦がどこまで歩み寄れるかにかかっています。
不倫がわかったその後、妻たちの本音
まず、不倫をされていたことが発覚し、傷ついた妻たちの体験談をご紹介します。
同じ体験をした女性たちの本音をお読みください。
本音①不倫の事実は忘れないが夫婦の絆は深まった
不倫されていたことがわかった直後は、とにかくショックと怒りで、夫ともしばらく会話もできませんでした。
でもやっぱり夫への愛情があったので、離婚はせずに再構築することにしました。
夫が不倫していたときに使っていたスマホ、洋服、下着など、見て辛くなるものは全部新調しました。
それでも気づくと涙が溢れていたり、情緒不安定な私でしたが、夫はそれを見てかなり猛省。
とにかくいい夫になろうと頑張っていたと思います。
だから私も、夫へ怒りをぶつけるようなことはせず、歩み寄ろうと努力したんです。
今も不倫された事実は、私の心の中から消えていませんが、お互いを思いやるという意味で、夫婦の絆は深まった気がします。
本音②不倫のその後、悩んだが離婚しなくて正解だった
うちの場合、夫婦共稼ぎで私にも収入があったので、夫に不倫されたその後、離婚しか頭にありませんでした。
1日も一緒にいたくなくて、とりあえず実家に戻り、戦闘モードで離婚に向けていろいろ調べました。
思いとどまったのは、実家の母親の言葉です。
「雨降って地固まる。二度と浮気をしないって約束してもらって、もう1回頑張ってみたら？離婚はいつでもできる。いろんなことがあって、夫婦は本物の夫婦になっていくのよ」
私の気持ちが軟化してきたとき、夫と義両親が揃って謝りに出向いてくれ、やり直すことになりました。
今でも思い出せば腹が立ちますが、その後5年が経過し、また私たち夫婦は、笑い合って会話するようになりました。
あのとき離婚しなくて良かったって思っています。
本音③不倫のその後、夫は猛省したが私が無理だった
10歳も年下の女性と不倫され、その後夫は平謝りでした。
私はパート勤めで収入は低く、当時3歳になる娘がいたため、離婚して1人で育てていく自信がなく、ここまで謝ってくるなら…とやり直すことを決めたのです。
でもその後、夫の何もなかったかのような態度を見るたび腹が立ち、夫婦なので当然なのかもしれませんが、一緒に寝ようとしてくるのが気持ち悪く感じ、最終的にセックスレスになり夫婦生活はどんどん冷めていきました。
結局、どうしても私が夫といることに我慢できず、不倫がわかったその後3年で離婚となりました。後悔はしていません。
不倫がわかったその後、夫の態度と心理
不倫がわかったその後、妻に謝りつつも夫は何を考えているのでしょうか。
夫婦関係の再構築をする場合、夫の心理を知ることは大切なことです。
夫の気持ちがわかれば、どういう方法で修復していけばいいかのヒントにつながります。
妻と会話をしたがらない
妻と会話をしたがらないのは、開き直りでも逆ギレでもありません。
不倫したその後、妻を傷つけてしまった罪悪感や、妻とどうコミュニケーションを取っていいのかわからないのです。
また口下手な男性が多いので、不用意なことを口走り、妻をさらに怒らせたり傷つけたりしたくないという気持ちもあるでしょう。
夫が会話をしたがらない場合、「不倫したくせに拗ねるってなに？反省してるの？」など反省している夫をさらに追い込まないように気をつけましょう。
わざとらしいほど変わりない
不倫がわかったその後も、いつもと変わらない夫を見ると、「なかったことにしようとしてない？」と思いがちです。
ですが、そこまで無神経な男性はなかなかいません。
この場合、不倫する前の幸せだった夫婦に戻りたい心理が、いつも通りの振る舞いにつながっています。
「それじゃ、臭いものにふたするみたいで反省してない！」とは安易に思わないでください。
表面上は都合よく普通にしているように見えて、内心では自分がしたことを猛省し、元に戻るにはどうしたらと悩んでいる場合が多くあります。
妻のご機嫌取りに走る
「顔色うかがって、ご機嫌取りするなー！」と思いがちですが、これは妻が露骨に不機嫌な態度をとっている場合に多くみられます。
決してその場を取り繕って、難を逃れようとしているわけではなく、妻の怒りを理解し、心から申し訳ないと思った結果、少しでも笑って欲しいという願いからご機嫌取りに走るのです。
ただし気をつけたいのは、女性慣れしている男性だと、どうしたら女性の気分が良くなるかを熟知していて、家で自分が快適に過ごすためにご機嫌取りをする場合もあります。
ご自身の夫がどのタイプかは、日頃の行いで判断するようにしましょう。
不倫されたその後、夫婦関係を再構築する方法
不倫されたその後の夫の心理がわかったところで、具体的に夫婦関係を再構築する方法を見ていきましょう。
決して簡単な作業ではありませんが、幸せな夫婦に戻るためには避けられないことです。
少しずつ、自分が無理をしない程度からでいいので実践していってくださいね。
1.夫婦の時間を持つ
どんなに忙しくても、夫婦の時間を持つようにしてください。
夫が不倫をした原因はさまざまありますが、要因の1つには夫婦のコミュニケーション不足も考えられます。
一緒に同じことをすることは意味がないように思えますが、心理学では共同体感覚と呼び、一緒にいる人を仲間だと認識し始め、自分の居場所と感じるようになるといいます。
また、不倫されたその後すぐでは抵抗があるかもしれませんが、夫婦で一緒にいるときに、ボディタッチ程度からでもいいので、スキンシップを取ることにも意識しましょう。
2.夫婦で本音をぶつけ合う
口論になることを恐れないでください。
夫婦関係を再構築すると決めたからには、怒りをぶつけてはいけないと考えがちですが、そうではありません。
一度は夫婦で腹を割って本音をぶつけ合うようにしてください。
自分がどれほど傷ついて悲しかったを伝えないまま、平静を装ってしまうと、夫は”こんなに簡単に許されるなら、不倫しても余裕だな”と思うかもしれません。
また妻も同様、夫の本音を知らないままでは、自身の問題点に気づくことがなく、夫は不倫に逃げる可能性が残ります。
3.過去の話を掘り返さない
一度は不倫された怒りをぶつけることは大事と先述しましたが、それを度々、思い出したかのように言い出すことはしないでください。
過去の話をするたび妻は、嫌だった記憶が蘇ってしまい精神的に追い込まれてしまいます。
また、話を聞く夫も自分の過ちとはいえ、この先もずっと責められ続けるのかと思うと窮屈になり逃げ出したくなってしまいます。
過去に囚われすぎず、現在と未来に目線を向けるようにしましょう。
4.お互いを尊重し合う
不倫した夫が悪いのに違いはありません。
しかし、不倫してしまった原因には夫婦として、お互いへの配慮に欠けていた場合もあります。
以下の夫婦の心の声を見てください。
妻：仕事仕事って、家事や子育ての協力ゼロ！もう勘弁してよ！
夫：家族のために毎日必死で働いてるのに、労いもなければ小言ばかりで居場所がない…
このような小さなすれ違いの積み重ねが夫婦の溝となり、不倫に走ってしまうのです。
ですが、同じ内容でも妻の言い方1つで全く違う反応になります。
妻：いつもお仕事お疲れさま！平日は私が頑張るから、週末、〇〇をしてくれたら助かるんだけどなー。
夫：確かに、家事と子育ては休みなしだしな。週末、それくらいなら。うん、やるよ
このように、相手を尊重した言い方を心がければ、夫も自然と理解を示してくれるように変化し、お互いの心の距離が近づいていくはずです！
不倫されたその後、再構築するときのNG行動
続いて、再構築するときにしてはいけないNG行動をご紹介します。
1.夫を縛りすぎる
不倫相手と本当はまだ続いているのでは…
また新しい誰かと不倫するのでは…
一度裏切られてしまうと、些細なことも気になって夫を監視したくなってしまいます。
しかしそれをしてしまうと、夫は窮屈でストレスを感じるようになり、精神的に追い込まれていきます。
そうなると、人は楽な方に逃げたくなるものです。
夫婦再構築を諦め、また不倫に走ってしまう可能性が高くなってしまいます。
2.不倫されたことをいつまでも愚痴る
不倫されたことを言うのは1回限りにし、いつまでも愚痴るのはNGです。
同じことを何度責めても過去は変わりません。
夫婦生活の中で、不倫の問題以外でもケンカになることもあるでしょう。
口論は起こった問題にだけ留め、決して不倫の話を持ち出してはいけません。
どうしても愚痴りたくなったときは、夫にではなくなんでも話せる友人に話を聞いてもらうようにしましょう。
3.自分を全く顧みない
夫を責めるばかりで、自分に問題はなかっただろうか顧みないのはNGです。
夫婦が心身ともに愛し合っていたのであれば、そもそも夫は不倫をしなかったかもしれません。
まずは夫が不倫をした時の夫婦関係を振り返り、直すべきところはないか考えてみましょう。
また夫に改善して欲しいと言われた場合、反論する前に自分を振り返ってみてください。
不倫のその後、再発防止するには
不倫されたその後、再構築を決断したときの不安要素は、もしまた不倫されたら…ということですよね。
夫がまた不倫をしないための再発防止の方法をご紹介します。
1.「信じてる」の言葉を頻繁に使う
人は「信じてる」と言ってくれた人を裏切れないといいます。
これは、口だけの「信じてる」ではありません。
疑うような質問や行動をせず、「信じている」ワードを使うのです。
例えば、「今日残業だから。心配なら残業中電話しようか？電話くれたらいつでも出るから」
など、夫は信用されたいから頑張りますよね。
そこで一言、
「そんなこと必要ないよ。信じてるから。お仕事頑張ってね」
と言ってみてください。
どんなに心配で仕方ないとしてもです。
信用するとは最大限の愛情であり、裏切りの抑止になります。
2.連絡はこまめに入れてもらう
「心配だから随時、移動するときは連絡してね」などと言って行動チェックはやりすぎです。
しかし不倫された後、やり直すことを決めた時点で、「信じているけど、まめに連絡入れてくれたら嬉しいし、安心できる」と言い、連絡してくれるよう促すのもいいでしょう。
ただこの場合、連絡がないからと責めるのではなく、連絡する・しないは夫に任せる一方、あまりに連絡をしてこない場合、「連絡がなくて寂しかった」などに留め、連絡が来たときには「ありがとう」とオーバーに喜びましょう。
そのメリハリで男性は、もっと喜ばせたいと連絡を頻繁に入れるようになります。
3.次、不倫したらどうなるか念書をもらう
不倫されたその後すぐの話し合いで、『今度不倫したら〇〇する』と言う念書を書いてもらいましょう。
ポイントは浮気されたその後すぐ、夫が猛省しているときに書いてもらうことです。
夫婦間だけで作成しても構いませんが、弁護士を間に入れて作成する念書の場合、法的な効力を持つようになるので、心配であれば弁護士に作成してもらいましょう。
不倫されたその後、フラッシュバックに悩む時の対策
夫への愛情から再構築を決意しても、最愛の人の裏切りは簡単には癒えません。
不倫がわかった絶望感を思い出し、苦しい思いをするでしょう。
ただそれを夫にぶつけるのは賢明ではありません。
フラッシュバックに悩む時の対策をご紹介します。
1.趣味を見つけ、外出して気分転換
1人きりで自宅にいると、ふと嫌なことを思い出してしまうことが多くなります。
できるだけ外に出て、自分が楽しいと思えることをしましょう。
特に有酸素運動は、不安な気持ちを改善させるのに有効といわれています。
ジョギングやウォーキングで新鮮な空気を吸ってリフレッシュしましょう。
2.カウンセリングを利用
夫婦問題でカウンセリングを受けるのもいい方法です。
夢にまで不倫された時の場面を見て辛いときや、乗り越えたいのに夫婦だけでは無理という場合、思い切ってプロの手を借りましょう。
第三者の冷静な分析を受け、自分の気持ちを整理するのに役立ちます。
3.夫婦再構築を諦めるのも方法
どんなに努力しても、心の傷が深すぎて気づくと号泣してしまったり、責めたくないのに夫を責め続けてしまったりといった状態が続くのであれば、再構築を諦めるのも方法です。
ご自身が精神的に参ってまでもやり直す必要はありません。
自分の心が健康でいられる道を選びましょう。
不倫されたその後、気持ち次第で再構築はできる！｜まとめ
浮気されても、その後冷静になったとき夫への愛情がまだあり、一緒にいたいと思えるのであれば、夫婦の再構築は十分可能です。
不倫をした事実は消えませんが、そこからお互いに足りなかった部分を見つめ直し、尊重し合うことで、不倫前より強い絆で結ばれた夫婦になれるかもしれません。
大事なのは、過去の問題だけに目を向けるのではなく、ポジティブに前を向けることです！