突然夫の浮気が発覚してサレ妻になってしまったとき、目の前が真っ暗になり、どうしていいかわからなくなりますよね。
それはサレ妻を経験した人にしかわからない苦しみです。
離婚すべきか踏みとどまるべきか悩み周囲に相談しても、同じサレ妻経験者じゃないと共有できないことはたくさんあります。
今回は元サレ妻のわたしが、離婚を決めるときのポイントや、後悔するのはどんな時か紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
サレ妻になったら離婚するしかないの?
信じていた夫の浮気が発覚したとき、信頼関係が完全に崩壊したと感じ、離婚の2文字が浮かびます。
でも実際、夫の浮気により離婚を選択する人はそう多くありません。
1番良くないのは、浮気をされたという怒りの感情だけで離婚を選ぶことです。
まず、再構築できる可能性がまだあるのは、次の場合。
- 夫がひたすら謝ってくる
- 夫に離婚の意思はない
- 浮気相手と別れると断言している
上記の場合は、離婚を決断する前に話し合いをし、冷静に考えてみましょう。
ただし、次の場合は、問題が複雑で修復できるか未知数です。
- 夫が家を出て行った
- 夫が離婚をしたがっている
- 浮気以外にも金銭問題やDVなどがある
とはいえ、準備なく離婚を突きつけるのは得策ではありません。
まず離婚に向けて準備が必要になります。
サレ妻・シタ妻で離婚率は違う!?
浮気が原因で離婚になるのは、男女のどちらが浮気したかで大きく違います。
女性が浮気した場合、7〜8割の夫婦は離婚を選び、男性が浮気した場合、離婚する夫婦はたった2〜3割です。
それぞれの夫婦によって事情は異なりますが、男女で離婚率が異なるのは、夫の浮気は一時の火遊びが多く、女性の浮気は気持ちが入ってしまうという特徴があるからでしょう。
特に浮気をした夫が、妻にバレた瞬間に浮気相手と別れ、夫婦再構築を望む場合、サレ妻自身が許せるのであれば、許してあげるという選択肢は間違いではありません。
サレ妻が離婚を選んで後悔するパターン4つ
思い悩み、離婚が最善の解決方法だと思って決断したはずが、離婚してから後悔してしまうサレ妻もがいます。
どんな人が後悔してしまうのか、大きく分けて4パターンあるのでご紹介します。
勢いで離婚を選んだ
「浮気された!」という怒りだけで離婚を急いでしまうと、気持ちが落ち着いた頃に後悔してしまいます。
時間が経って冷静になったとき、残っているのは現実の生活です。
- 慰謝料・養育費
- 子供との面会
- 仕事と育児の両立
離婚後は想像以上に生活が変化するものします。
もっと話し合い、適正な取り決めをするべきだったと思っても、離婚してしまっては手遅れになってしまいます。
経済力がない
サレ妻自身がバリバリ働いているとしても、離婚したと同時に、夫婦合算だった収入が自分だけの収入になってしまい、生活水準が変化することがあり得ます。
また、結婚していた頃に専業主婦やパート勤めをしていた場合だと、離婚した後の収入の落差が大きくなるでしょう。
夫に対して未練がなくても、経済力が落ちることで、今までのような生活ができないと後悔に繋がる可能性があります。
夫に愛情がある
夫への愛情があるからこそ、浮気されショックで怒り狂うものです。
その怒りが収まった後、愛情と未練が残ることがあります。
本来、どうでもいい相手には怒りという感情は湧きません。
愛情が残っている不完全燃焼での離婚は、次の再婚も考えられず、後悔だけが残る結果になってしまいます。
浮気された事実を憎んでも、愛している夫はそうそう嫌いにはなれるものではありません。
寂しがり屋
離婚後は、仮に子供がいたとしても孤独に襲われることが多々あります。
今まで夫がしてくれていた力仕事も自分でこなし、些細な愚痴をそばで聞いてくれる人もいなくなります。
全ての女性がそういった孤独を受け入れられるとは限りません。
また、離婚してすぐ好きな人と出会えるという保証もないですし、寂しさを紛らわせるだけの相手では余計孤独を感じてしまうでしょう。
そして結果的に離婚しなきゃ良かったと後悔してしまうことがあり得ます。
サレ妻が離婚を後悔する・しないの判断ポイント3つ
サレ妻が離婚を後悔する・しないかはどう判断したらいいでしょうか。
判断するポイントをまとめました。
1.自分の気持ちに向き合ってみる
浮気がわかった直後は極度な緊張で感情的になり、冷静な判断ができません。
まずは、自分の気持ちが落ち着くまで待つようにします。
相談できる友人や身内がいるのであれば、思いを全て吐き出して楽になることもいいでしょう。
ただ注意したいのは、周囲の意見を鵜呑みにしないことです。
どんなに親しい間柄の人でも、夫婦のことは夫婦にしかわからず、自分の気持ちは自分にしかわかりません。
さまざまな意見を聞きつつ冷静になった頃、改めて自分の本音に耳を傾けるようにしましょう。
2.夫と徹底的に話し合う
浮気した事実をひたすら責めるのでは話し合いになりません。
何より、浮気の詳細を追求すれば、さらに怒りも湧いてきます。
大事なのは、徹底的な話し合いで次のポイントを確認すること。
- なぜ浮気をしたか
- 浮気相手と別れたら解決するのか
- 再構築を試す価値があるか
- 夫婦お互いの気持ちの確認
- 子供の気持ち
次のステップに向けた話し合いを行うことで、お互いの気持ちが冷静になれ、後悔しない解決方法につながります。
3.離婚した後のシミュレーションを明確にする
夫婦の話し合いと共にして欲しいのが、離婚した後の生活をイメージすることです。
漠然となんとかなる!ではなく、1人になったときに必要な生活費などの出費を具体的に数字化し、自分の収入だけで賄えるかを明確にします。
そして子供がいる場合、いざ子供が病気や怪我をしたらどうするか、利用できるサービスはあるのかなども具体的に考えましょう。
離婚した後の生活をシミュレーションできれば、それでも離婚したいかどうか冷静な判断ができるようになります。
生活のために離婚しないというのも1つの選択肢です。
サレ妻が夫婦再構築をするためにすること
先述してきたように、サレ妻は離婚だけが選択肢ではありません。
夫婦として再構築することもできます。
ただ1度裏切られ傷ついた夫婦関係を修復するには、時間と努力が必須です。
夫婦再構築をするために必要なことをご紹介いたします。
サレ妻になった浮気の事実を水に流す
夫婦再構築を選んだ場合、浮気の過去は水に流しましょう。
確かに思い出すたび辛く、腹が立つかもしれません。
でもその度にその話を持ち出してしまうと、次第に夫自身が責められ続けることに疲れ、やがて完全に気持ちが離れていってしまいます。
やり直すと決めた以上、浮気は過去の出来事として蓋をしなければいけません。
また些細な夫の行動を疑い、質問攻めにしてしまうのも逆効果です。
サレ妻から愛サレ妻になる努力をする
浮気をした夫が1番悪いに違いありません。
ですが、夫婦円満でなに1つ問題がない関係だったのであれば、浮気の誘惑があっても実行まではしなかったかもしれません。
なぜ浮気をしてしまったのか、不満があったのか、夫婦としての問題点に向き合い、共に協力して解決していく必要があります。
一生一緒にいたいと思ったから結婚した相手です。
夫婦の問題点に目を背けず愛情を注ぐことで、愛サレ妻になっていきます。
サレ妻自身、改めるべきところは改善する
浮気を実行したのは夫ですが、浮気に走らせてしまった要因がサレ妻にある場合もあります。
例えば、次のように各夫婦で問題点は違うもの。
- セックスレス
- 夫に無関心
- 極端な容姿の変化
浮気したことを反省するべきなのは夫ですが、二度と浮気をさせないために、サレ妻自身も自分を見つめ直す必要があります。
被害者なのになんで!?ではなく、改善していく努力をしましょう。
サレ妻の離婚は急がず時間をかけて考えよう|まとめ
結婚は好きという感情だけで出来るものですが、離婚は感情だけで決断してはいけません。
離婚後は今まで夫婦でしていたこと全て、1人でこなすことになります。それは決して簡単ではありません。
まずは夫婦で話し合いをしながら、冷静な判断ができるようになるのを待ち、離婚がベストな方法だと思えたときに、離婚に踏み切っても全く遅くはありません。
もやもやしたまま行動してしまわないよう、じっくり考えてみてくださいね。