誰かと生活するのは嫌だけど、彼とはずっと一緒に居たい。そんな願いは叶えられないものなのでしょうか。
「結婚をしたら、夫婦は一緒に暮らすもの」
その考え方に縛られて結婚を選択できない女性が増え、晩婚化に拍車がかかっています。
しかし、その一方で結婚をしても別々に暮らす「別居婚」を選択する夫婦が増えているのをご存知ですか？
夫婦として「別居婚」を選択するのにどのような理由があるのか、気になりますよね？
この記事では別居婚を選択する夫婦の理由を、詳しくご紹介しています。
別居婚に興味があるあなた、必見です！
娘がさら～っと結婚しました。
式も旅行も両家対面の挨拶もありません。
しかも双方の仕事の都合で基本的には別居婚。
この時代の結婚の形のひとつです。😅— ソングライターに恋する気分 (@shogo_towani) August 9, 2020
増える別居婚！その理由は？
新婚なのに別居婚を選択する夫婦、長年同居をしていたのに別居婚を選択する夫婦。
「別居=夫婦の不仲」のイメージが大きい中で、不仲でもないのにあえて別居婚を選択する夫婦が増えています。
同居婚が当たり前だったこの日本で、別居婚を選択するのはどのような理由があるのでしょうか。
理由①結婚後も自分の時間を自由に使いたいから
同居婚の場合、パートナーにも都合がありますから、帰宅時間や休日の都合などはパートナーに共有する場合が多いです。
残業、友人との約束、趣味を全て報告し、おおまかな帰宅時間も告げるのは、自由を制限されているように感じて大きなストレスです。
また、仕事の時間や休日が合わない場合、ゆっくり休むことができずに疲れがたまってしまうと言うこともあるでしょう。
さらに、同居婚では女性の家事負担が増え、家にいる時間のほとんどを家事に費やすことになる女性も多いです。
時間もスペースも共有する同居婚でストレスをためるよりも、自分の生活リズムで暮らせる別居婚に惹かれるのは働く女性なら当たり前のことかもしれません。
理由②住む場所を自由に選びたいから
近年では遠距離恋愛の末に結婚、お互いに仕事を続けるために別居婚を選択するというケースも増えています。
出会いが多様化し、遠い地で本当に結婚したいパートナーを得る人も少なくありません。
たとえ遠距離でも彼以外との結婚は考えられない！でも、今の仕事は辞めたくない。
そんな思いから、お互い別の地で暮らす別居婚に踏み切ることもあるでしょう。
「この人と結婚したい！」と思える男性と出会えるのは奇跡に近い素敵なことです。
同居婚をするために近場で彼氏を探すのではなく、別居婚になっても本当に分かり合えるパートナーに出会いたいですよね。
理由③夫婦関係が悪化したから
夫や自分の不貞、性格の不一致、嫁姑問題、家庭に求めるものも差異。
結婚生活が長くなれば、関係性が悪くなることもあるでしょう。
不仲な状態で同居を続けるのは、互いに相当ストレスがかかります。
だからと言って、すぐには離婚を出来ないという事情もあります。
そんな時、別居婚を選択するという夫婦も増えてきているのです。
不仲な状態で一緒に居るよりも、少し離れてみるとお互いに良いところが見えて関係が修復することもあるでしょう。
離婚に向けての一時的な別居なのか、将来の為に別居婚を選択するのか、夫婦の数だけ答えがあります。
別居婚が敬遠される理由！別居婚の不安
結婚をしたらよほどのことが無い限り夫婦は同居をするもの！
同居婚に対する価値観は根強く、別居婚は敬遠、反対されがちです。
別居婚を選択した夫婦も、人とは違う形に不安になってしまうこともあるでしょう。
でも、別居婚を敬遠する理由は何なのでしょう？
別居婚を考えるのなら、敬遠される理由を洗い出して不安を取り除くことも大切です。
不安①距離が離れると心も離れる？浮気の危険性
別居婚を不安に思う理由の一つに、夫婦が離れて暮らす事で浮気をされてしまう危険性があります。
特に、新婚当初から別居を選択している夫婦は、結婚したという自覚が薄い人も多いでしょう。
いつまでも恋人のような夫婦は理想ですが、恋人は夫婦よりも簡単に別れる事が出来ますよね。
妻がいるのに、一緒に居ない寂しさから浮気に走ってしまうなんていうこともあるでしょう。
とりとめのないことでも毎日連絡を取る、会う時間をしっかりと作る。
同居別居にかかわらず、夫婦としていい関係を築くならお互いに好きでいる努力、好きでいてもらう努力は必要です。
不安②問題が起きた時に話し合いがしづらい
別居婚であっても夫婦でいれば、立ち向かう家族の問題は増えていきます。
- 子供をつくるかどうか
- 家はずっと賃貸で別居婚なのか、いずれは同居婚にして購入か
- 両者の親の介護問題
子供や介護という「人の手」が必要な問題が起きた時、別居婚を続けるのが難しくなってくることもあるでしょう。
でも、別居婚だからこそ、「話し合い⇒クールダウン⇒話し合い」のサイクルを上手く回せることもあります。
お互いに、相手の立場を尊重しながら話し合い、道を決めることができる。
別居婚だからこそ、出来ることではないでしょうか。
不安③将来的に同居するタイミングを失うかも
様々な理由で別居婚を選んだ夫婦であっても、いずれは同居を、と思っている夫婦も多いでしょう。
「仕事が落ち着いたら」「いずれ転勤で地元に戻ったら」中には「定年後には」の夫婦もいるでしょう。
タイミングは夫婦それぞれですが、別居婚だった夫婦が同居に踏み切るには、少なからずストレスがかかります。
片方は仕事が落ち着き、引越し、同居のタイミングであってももう片方はどうでしょう？
繁忙期の真っただ中に、同居のストレスも重なったとなれば目も当てられません。
一度別居婚を選択すると同居のタイミングは難しく、自分の望むタイミングでの同居が出来ない可能性もあります。
別居婚に結婚する意味はあるの？
結婚したい理由の中に、「ただいま」「おかえり」を言える存在が欲しいというものがあります。
最初から別居婚を選択するのなら、結婚する意味はないという意見もあるでしょう。
でも、本当に結婚の意味は同居だけなのでしょうか。
別居婚だからこそ素敵な夫婦でいられる！
そんな別居婚を選ぶ理由を、ご紹介します。
結婚する意味①いつまでも愛のある夫婦でいられる
ハッキリ言って、別居婚は同居婚よりも浮気の可能性は数段高いです。
でも、逆を言えば「お互いの愛があるからこそ続く結婚生活」なのです！
同居婚は、たとえ愛が無くなっても毎日顔を会わせますし、生活を共にしているので情もわきます。
言葉は悪いですが、男女の愛情が無くなっても惰性で一緒に暮らす事も出来るのです。
しかし、別居婚はお互いに都合を付けなければ会う事すらままなりません。
離れていても、疲れていても会いたいと思って行動出来るのは、男女の愛情があってこそです。
男女の愛情もあり、結婚という安心感もある！
別居婚は、最高の結婚生活ではないでしょうか。
結婚する意味②二人の時間は向き合うことに使える
結婚をしたくない理由に「結婚をして自分の時間が無くなること」と答える人もいます。
家に帰ったら常に誰かがいる生活は、疲れてしまいますよね？
どれだけ彼を愛していても、自分の時間をしっかり持てないと人に優しくしたり気を使ったり出来ないでしょう。
別居婚であれば、平日はゆっくりと一人で仕事の疲れを癒したり考える時間を作ったり、自分の為だけに時間を使うことが出来ます。
自分の疲れやストレスは自分で癒し、週末は夫と共に夫婦の時間を楽しむ。
そんな関係性を保てる別居婚であれば、結婚への不安も解消されるのではないでしょうか。
お互いが自立しているからこそ最高のパートナーになれる
女性が結婚に求めるものの一つに、経済的な安定があるでしょう。
しかし、別居婚は同居婚よりもお金がかかるので、お互い経済的に自立している必要があります。
「養ってほしい」という女性には別居婚は向いていません。
また、同居婚よりも不安が多く、親や友人からの疑問・反対に合うこともあるため、精神的にも強く自立した女性でないと別居婚を選択することは出来ません。
本来、結婚は自立した大人同士がするものです。
お互いに自立しているからこそ、頼り、頼られる最高のパートナーになれるのではないでしょうか。
まとめ 夫婦の形は人それぞれ！別居婚だからこそなれる最高の夫婦へ！
別居婚を選択する夫婦はまだまだ少ない今、判断には迷いも不安もあるでしょう。
でも、病める時も健やかなる時も、終生変わらぬ愛を誓うのは別居婚であっても同居婚であっても変わりません。
2人がこれからの生き方を話し合って別居婚を選択したのなら、迷うことはありません。
自分たちの夫婦の形は、これから作っていくのです。
別居婚だからこそ、愛のある素敵な夫婦になれるのではないでしょうか。
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