新学期、転職、引っ越しなど、慣れ親しんだ場所を離れ、新生活を送る人が多い季節になりました。
すぐに新しい環境になじむ人がいる一方で、ストレスを感じる人もいますよね。
「早くなじみたい…」と思っていても、時間ばかりが過ぎてしまい、いつまで経ってもうまくいかず、悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
私もフリーランスとして拠点を決めずに、全国各地を転々としていた当初は、どこに行ってもストレスを感じて、十分に眠ることができませんでした。
しかし、ストレスになる原因やなじむポイントがわかってしまえば、以前よりももっと早く楽しい毎日を送れるようになります。
そこで今回は、
- なぜいつも新しい環境でストレスを感じるのかわからない人
- 早くなじむために心がける方法を知りたい人
に向けて詳しくご紹介します。
新生活を迎える4月はストレスを抱える人が多い傾向にあります。
同じ悩みを持っている方はたくさんいますので、一緒に解決していきましょう!
なぜ新しい環境になるとストレスを感じてしまうのか
誰もが新生活に向けて、希望を持ってスタートしたいと思っていたはずです。
しかし、いざスタートするとストレスの嵐に…。
環境が変わることは事前にわかっていたはずなのに、なぜストレスを感じてしまうのでしょうか?
いつもの安心感がなくなるから
ストレスを感じる人は安心感を得ることができていないからです。
慣れ親しんだ地元には自分の好きな人や物、場所があったのではないでしょうか?
何か嫌なことがあったら逃げ込む場所、話を聞いてくれる人が側にいましたよね。
そんな当たり前の日常から離れてみて初めて、自分の安心感が何だったのか気づく人もいるようです。
知らない人に不安を感じるから
初めましての人と会話をするときは、どんな人かわからない、自分をどこまでさらけ出していいかわからない不安が募ってしまいます。
人間関係は今後の生活において、とても重要です。どんなに仕事内容が良くても、人間関係が構築されていなければ、辛い時間を送ってしまうのは誰にでも想像できます。
特に最近は、パワハラやいじめなどといった社会問題も見受けられますよね。もし自分が対象になったら…と、無意識に不安が大きくなってしまう人もいるのです。
わからないことばかりでスムーズにいかなくなるから
最初は初めて目にする内容、物の配置、場所など、見慣れないものに溢れています。
何か1つを成し遂げようとしても、わからないことばかりでつまずき、思うように進みません。
いつもできていたことがスムーズにいかなくなると、人はストレスを感じてしまいます。
慣れるまでは仕方ないのですが、記憶力に自信がない人は特に、ストレス源となってしまうのです。
新しい環境になったときにストレスを感じやすい人とは?
環境が変わることに対してストレスを感じる人には特徴があります。
では、ストレスを感じやすい人にはどんな傾向があるでしょうか?
ただし、自分の性格に当てはまったからといって、ネガティブにならなくても大丈夫です!
几帳面な人
完璧主義の几帳面な人は予定通りいかないとイライラしてしまう傾向にあります。
環境といった大きなものが変わってしまうと、一度に全てを解決しようとしてしまいストレスを抱え込んでしまいます。
そのため、全ての目的を達成するまでイライラが続き、ストレスを発散する余裕がなくなってしまうのです。
しかし、几帳面なタイプはその分しっかりと役目を果たすので、責任感のある役割を任されやすいです。
内気な人
内気な人は、コミュニケーションの取り方が苦手な人が多く、最初は人間関係に悩む傾向があります。
人との距離の取り方を悩んでいる間に、グループが出来るという状態になることもあり得ます。
そのため、なじむまでに時間がかかり、ストレスを感じてしまうのです。
一方で、大人しい印象を持たれる内気な人ですが、目立たなくとも裏側でやることをきっちりこなすので信頼感を得やすいでしょう。
新しい環境へ早くなじむための3つのポイント
ストレスから解放されて、楽しい毎日を送るためにはどうしたらいいのでしょうか?
少しでも早く新しい環境へなじむための3つのポイントをご紹介します。
明るく笑顔で挨拶をする
人間関係が不安な人は、明るく笑顔で挨拶することを心がけましょう。
挨拶には、話すことが苦手でも、誰でもできてハードルが低いというメリットがあります。
第一印象は大切。最初は緊張するかもしれませんが、相手もこちら側が緊張することはわかっています。
しかし、毎日続けることで、挨拶から今日は何食べたの?という風に会話が自然と広がっていくようになります。
まずは「挨拶だけできればいい」と割り切ってもOK。一歩踏み出し、あとは継続していきましょう。
物の配置やお店の場所を早く覚える
ストレスなく作業効率を上げたい人は、物の配置やお店の場所を早く覚えましょう。
どこにあったかな?と手が止まることがなくなれば、何事もスムーズに進みますよね。
1日のスケジュールを予定通りこなせるようになると、ストレスは徐々に減っていきます。
周りを見て、効率よく動いている人を観察するのも効果的です。
何がわからないかリストアップし、わからないことは早めに聞きましょう。
余裕のある行動をする
慣れない環境で想定外の事態が起きると、人はさらにストレスを感じてしまいます。
ただでさえ余裕がないのに、トラブル対応するとなると、時間もかかり辛くなってしまいますよね。
何があっても慌てることのないよう、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。
仕事ができるからといってギリギリのスケジュールを作ってはいけません。
予定がたくさんあって同時にこなせない人は、1日1つずつ終わらせていくようなスケジューリングが最適です。
新しい環境でのストレス発散法とは?
もともとストレスを感じやすい人は挨拶などを心がけたからといって、1日でなじめるわけではありません。
だからといって、溜め込んでばかりになってしまうと心身に悪いです。
そこで最後に、身も心も軽くなるようなストレス発散法を3つご紹介します。
自分にとっての安心感を見つける
安心感を失って初めて、自分にとっての安心感は何かわかることも多いです。
それは家族であったり、ぬいぐるみであったり、対象になるものは千差万別。
辛いときは家族や友達に電話をする、リラックスできるものを常に身につけておくなど、自分にとっての安心感を見つけましょう。
新しい場所でも以前と同じような安心感があると、心が安らぎストレスも解消されます。ほっと一息できる時間や空間を見つけてみてください。
音楽を聴く
音楽にはモチベーションを上げたり、落ち着いたりする効果があります。
音楽に救われたという話をよく聞きませんか?過去にそういった経験がある人もいるでしょう。
自分を後押ししてほしいときや、落ち込んで共感して欲しいときのテーマソングを決めておくと、何かあったときに気持ちを切り替えることができます。
音楽を聴くことが気持ちを整えるペースメーカーのような役割もすることも。よくスポーツ選手が本番前にイヤホンを耳に当てて音楽を聴いている姿を見たことがありませんか?「ルーティン」の力はあなどれませんよ!
また、共通の話題で周囲と盛り上がることもあるため、人気の曲をリサーチするつもりで音楽鑑賞するのもいいですね。
運動をする
体を動かすことにより脳が目覚め、気持ちがリフレッシュします。いつまでも背中を丸めていては気持ちが晴れません。
ウォーキングやランニングなどをすることで町並みを探検し、新規のお店を発見することもあります。
日光を浴びると体内でセロトニンというホルモンが分泌して気持ちが落ち着いたり、適度な運動でテストステロンが分泌されてポジティブな気持ちになったり。
気分が落ちているなら、カラダから切り替えることも可能!ホルモンから気分をスッキリさせることもできるんです。
新しい場所を開拓をしていくことで、交流の場ができたり、話のネタになったりすることも。まずは外へ出て、軽い運動から始めてみてください!
【まとめ】新しい環境はワクワクがいっぱい!
節目の時期には、やる気に満ち溢れ、あれもこれもと頑張りがち。
でも、新しい環境に移るというだけで無意識にストレスがかかるもの。無理をせず、ゆっくりと心身を整えていきましょう。
自分が選んだ道は楽しいこと、ワクワクすることがたくさんあります。
ぜひ勇気を出して、自分の知らない世界に飛び込んでいってくださいね!