10歳以上の年の差婚って、どんな生活になる?
あまりに年が離れていると周囲から反対されたり珍しく見られることもありますよね。
でも最近は有名人の【年の差婚】も多く、実際に結婚すると良い点もたくさんあります。
後悔のないよう、メリットとデメリットを彼も彼女も知っておけば、先に覚悟もできて安心。
そこで「年の差10歳以上」の男女で結婚するとき知っておきたいメリットと備えるべきことをみてみましょう!
「年の差10歳」夫婦の世間のイメージってどう!?
年の差が10歳以上の夫婦について、世間のイメージはどんな感じなのか気になりますね!
実際のデータや社会の「年の差婚」をめぐる動きを見てみましょう。
年の差10歳以上「アリ派」は結構いる!
10歳以上年の離れた結婚ついて、世間のイメージを調べた調査があります。
「許容できる結婚相手との年齢差」について未婚男女に聞いた、株式会社パートナーエージェントの調査です。
これによると10歳差については、
・「 〃 年下の夫」→約3.6~9.1%の女性が「アリ」
・「10歳以上年上の妻」→約1.8~10.9%の男性が「アリ」
・「 〃 年下の妻」→約9.1~50.9%の男性が「アリ」
と回答する結果になっています。
回答者の年齢によって「アリ」派の割合が違いますが、全体的にみて「アリ」と見る人も結構いるんだなと感じますね。
実際には結婚する当人同士が幸せなら、周囲の意見はあまり気にする必要はないのですが、世間的にも10歳以上の年の差婚を応援してくれる人も割といるのだなと分かります。
芸能人の「年の差婚」が祝福されている!
近年、有名人の年の差婚も大きく報道されていますね。
芸能人の年の差結婚の例は以下のとおり。
・生田斗真さん&清野菜名さん(10歳差)
・城島茂さん&菊池梨沙さん(25歳差)
・武田真治さん&静まなみさん(22歳差)
・山本耕史さん&堀北真希さん(12歳差)
・千原ジュニアさん&一般女性(18歳差)
・大森南朋さん&小野ゆり子さん(18歳差)
・加藤茶さん&加藤綾菜さん(45歳差)
ネットの反応もおおむね好意的な反応で、加藤茶さんについてはさすがに最初心配の声もありましたが、その後も奥様はしっかり支えていらっしゃいます。
年の差が何歳でも、本人同士がしっかり考えて家庭を築いていれば、祝福されると分かります。
むしろ年の差婚にあこがれる人からはうらやましがられたり、同世代に勇気を与えたりしている例もありますよね。
婚活サービスも年の差を想定した募集を積極的にかけている
婚活業界でも「年の差婚」を想定して様々なマッチングサービスが提供されており「業界のプロからみてもアリなんだな」と実感します。
例えばオンライン婚活のナレソメでも男女の年齢幅が広めのパーティが募集されていたり。
(女性27~36歳と男性30~41歳のオンラインパーティとか!)
マッチングアプリ「ペアーズ」の幸せレポートという結婚報告ページにも「年の差カップル」というコーナーがありたくさんのペアが結婚報告をしていますよ。
業界が推すということは、年の差婚の成功例もあるし需要があるということですよね。
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【体験談】オンライン婚活パーティー「ナレソメ」とは?実際に参加してみた!
年の差婚を題材にした漫画やドラマも人気となっている
芸能人の結婚の影響もあってか、年の差夫婦がテーマの作品も人気です。
例えばドラマ「年の差婚」が放送され、妻が20歳年下の夫婦が主役で話題となっていますね。
こちらはもともと漫画が原作ですが、オリジナル作品として漫画「年の差婚」を配信していた「めちゃコミ」サイトでは15,000件以上のレビューがつくほどの話題です。
年の差ならではの、ちょっとずつ世代ギャップを縮めていくドキドキ感・同世代では得られないキュンキュン感に、憧れたり共感する人が多いことが分かります。
こうしたドラマが流行ると、更に年の差夫婦へのイメージアップにつながっていきますね。
夫が10歳以上「年上」な夫婦のメリットデメリット
では旦那さんが10歳以上年上だと夫婦にどんなことが起こるか見てみましょう!
メリット
- 夫の経験値が高く頼りになる・甘えられる
- 夫が常識やマナーに詳しく、妻が知らないことを教えてくれる
- 経済的に余裕がある
- 夫の親に大事にされる
- 夫が落ち着いているのであまりケンカにならない
- 若い妻を夫が羨ましがられる
デメリット
- 夫の定年が近いと経済的に不安
- 夫やその両親の介護が近い
- 出かけるにしても活発な遊び方はできない
- 子供の相手がパパには大変
- 男性が若くないので子供が欲しいなら夫婦で不妊治療の必要があるかも
- セックスレスになることがある
…以上をみると、男性がかなり年上の家庭は奥さんの安心感が大きく、それが幸福感につながるようですね。
夫が10歳以上「年下」な夫婦のメリットデメリット
では反対に夫が10歳以上年下だとどんな夫婦になるのでしょうか?
メリット
- 妻の経験値が高く頼れる、男性が頑張り過ぎなくても安心して生きられる
- 夫が若いと育児でアグレッシブに関与してくれやすく、子育ての妻への負担が軽くなる
- 歳の多い女性が出産すると金銭的にも精神的にも余裕があり子育てにプラス
- 妻側も気持ちが若くなり見た目も若さをキープできる
- 社会常識や作法・ファッションなど妻が夫をサポートでき、年齢の割にしっかり安定して見える夫になれる
- 妻も社会的立場が確立されていると必然的に夫婦で家事育児を助け合う体制になる
デメリット
- 男性で「10歳以上年上の妻」を希望する割合が少なめなので、珍しがられる
- 年齢によっては子供を欲したとき男女ともに不妊治療の必要が出るかも
- 夫が経済的にも家事も自立していないと、妻が定年になったら家庭や家計が立ち行かなくなるかも
- 子供が生まれたら女性側は子育てが体力的に大変・夫が自立していないと妻は立場あるポジションの仕事との両立が大変
- 妻の両親の介護と子育てがダブルでくる可能性がある
- 夫にもよるが、妻の外見をキープする努力が必要になる
…以上を見ると、かなり年下の旦那さんでも心身ともに自立した男性であれば、助けあえて若々しい幸せな夫婦でいられそうです。
年の差夫婦が覚悟して備えておくべきこと
ではそんな年の差結婚で将来にむけて備えておくべき・覚悟しておくべき点は何でしょうか?
詳しく知って対策を立てておきましょう。
教育費用
夫婦のどちらかが10歳以上年上の場合、大黒柱の定年が近いと子供の高校・大学進学が定年より後になることがあり、計画的に子供の学費を積み立てる必要が。
例えば大黒柱が40歳の時に結婚したら、すぐに子供が生まれたとしても子供が大学進学時に丁度定年くらいになります。
夫婦の片方の年齢が高いと不妊治療を要することもあり、出産が遅くなると年金生活の時に子供の大学入学となることも。
こうしたケースに備え、学資保険に入るのはもちろん、それとは別で定年までに教育費用を積み立てておく必要があります。
子育てサポートの確保
夫婦の年齢差が10歳以上の場合、子供が生まれた時に親を頼れるか分かりません。
例えば旦那さんの実家が近くてもかなり高齢で頼れなかったりするので、特に共働きを続けたい夫婦なら「身内以外の子育てサポート」を確保する必要があります。
具体的には地域の「ファミリーサポート」や「ベビーシッター」「シルバー人材センター」に登録すると子どもの世話を手伝ってくれる人につなげてくれます。
もちろん子供を授かってからでよいですが、家を買ったりする前にそうした資源を活用しやすいエリア・保育園に入りやすいエリアを視野に入れるのも手ですね。
老後費用(介護費用)
大黒柱の定年が近いと、自分達夫婦の老後費用を貯める期間が短くなります。
もちろん若い方が長く働き続けられればいいのですが、結婚した時から贅沢ばかりでなく計画的に老後費用を貯蓄しておきましょう。
特に若い側は歳を重ねてなりやすくなる病気などはまだピンとこないでしょうが、治療も介護もわりとお金がかかります。
片方が若いと施設に頼らず自宅介護もできるという点も年の差婚の良さですが、老人ホームなどの入居で必要な費用を調べて積み立てておくことは必要です。
住宅ローンの繰り上げ返済
片方が10歳以上年上だと、結婚してすぐ家を買ったとしても、ローンの返済期間が大黒柱の定年後まで続くことになります。
通常の住宅ローンは35年返済などがよく組まれますが、例えば45歳でローンを組むと完済は80歳。
定年が60歳だとしたら残り20年、ローンが続きます。
もちろん二人で働いて返していけばいいのですが、できるだけ頭金を多くしたり、二人とも現役の期間に「繰り上げ返済」で多めに返していくのがおすすめ。
あるいはこういったことも踏まえて中古を選んだり購入予算を下げる、賃貸にするということも検討しましょう。
ダブル介護対策
年齢差が大きい結婚の場合、すぐに子供を授かっても子供が手が掛かる時期に親の介護が重なるケース(「ダブル介護」)があります。
子供が赤ちゃんの内に親の介護もする、下の子が生まれて二人兄妹を世話して仕事もしながら親の介護も必要、といった状態ですね。
他に介護で頼れる身内がいればいいですが、もしも自分が親の介護をする可能性があるなら、予め親元に通いやすい場所に住んでおくのもアリ。
あるいは身軽に住まいを変えられる賃貸にしたり、元気な方の親の手を借りて子育てをそっちに助けてもらえるようにするなど。
もちろん全てを夫婦だけで乗り切る必要はなく、いざとなったら介護や育児の専門機関を頼ればいいですが、こうしたことも少し頭に留めておくと心の準備になりますね。
家族や周りの反対にあったらどうすればいい?
では年の差婚になるけど周囲に反対されてしまった場合、どんなふうに乗り越えればいいかを見てみましょう。
さり気に早くから「年の差がある」と親にアピールしておく
年の差カップルがいきなり親に「結婚相手です」と紹介するのは危険。
心の準備ができていない両親が拒否反応を起こすことが多いのです。
やはり大事な我が子のことを色々心配してしまうのが親心。
できるだけ「今付き合っている人、すごくいい人でね」など相手の良い印象を前もって吹き込んでおいて。
徐々に「年が上なんだ」「年下だけど頼りになってね」など情報公開していきましょう。
時間をかけた方が、徐々に両親も相手を受け入れてくれます。
親戚や兄妹など外堀から理解者を作っておく
両親の反応がいまいちよくない場合、密かに両親と仲の良い親戚や自分の兄妹を味方にしておきましょう。
拒否感のあることでも、信頼する人から肯定されると「そうかも」と受け入れやすくなります。
両親が信頼する叔父・叔母など第三者に、さりげなく応援してもらえるよう根回ししておくのがコツです。
誠実に長く時間をかけて話し合う
それでもなかなか反対をやめてもらえない場合は、やはり誠実に時間をかけて話し合うのが一番ですね。
お相手のいいところ、自分たちが幸せに過ごせているところを時間をかけてみてもらうしかありません。
「時間が薬」というのと同じように、人がある受け入れがたい事実を受け入れるには時間がかかります。
少し大変かもしれませんが、逃げずに時間をかけて向き合い、わかってもらいましょう。
実際の年の差夫婦の声は?
それでは最後に、実際の年の差婚カップルはどんな感想をもっているのか見てみましょう!
うちは旦那と10歳差で、旦那と私が結婚14年目でも仲がいいのを「それだけ離れてればいつまでも可愛がってもらえるに決まってるよね」って言われる事があるんだけどモヤる。年の差があって可愛がられてるから今でも仲がいい訳じゃなくて、仲良くいるための努力をしてきたから。
— まな (@Sfamilylove7482) December 15, 2018
→年の差があると甘えられるし可愛がられるイメージありますが、やっぱり夫婦で仲良くいるための努力が大事なんですね!
これは年の差関係なく「夫婦円満あるある」かもしれません。
年の差婚はお互いが幸せなら何でもいいと思いますし、22歳上の夫を持つ私からすれば、結婚相手が彼で正解だったとしか思えない。おじさんの安心感ハンパない。気持ち悪いとか微塵も思わない。大好きだから一緒にいたい。年の差なんてちょっとした誤差よ。他人の幸せに口を出しちゃあいけません
— Seina/フリーライター&カウンセラー (@st_0905) September 29, 2019
→こちらも22歳上の旦那さんをもつ奥様のご意見ですが、グッと年上の男性はやっぱり安心感がすごいんですね!
他人の言うことは関係ない、という幸せ感が羨ましいです。
年の差婚で不安に感じてることは多少ある。でも同い年の人だから幸せになれるわけじゃないから、相性がいい人と結婚してよかったと思う。
— ナツゾー😪 (@regenerador7) June 29, 2016
→こちらも素敵ですね!
「同世代なら幸せになれるわけじゃない」「相性がいい人と結婚してよかった」というのは珠玉の言葉です。
まとめ
結局、10歳以上の年の差婚で周囲からどう見られるかは「年の差より、本人たちがきちんと考えて将来の準備もしてるか」ということがポイントになるんですね。
そして、周りの反応に左右されず、相手の良さを信じて覚悟を持って選んだ方は後悔が少ないです。
もちろんあまりに無計画に過ごしていると心配されてしまいますが、年の差婚はメリットもいっぱい。
好きな相手なら、一緒に力を合わせて将来にも備えつつ、楽しく幸せな毎日を謳歌してもらいたいです。
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