「もう友達なんていらない」
「こんな思いをするなら、ひとりのほうがましだ」
そんなふうに思ったことはありますか?
人間関係って、ほんとうに面倒ですよね。
トラブルに巻き込まれたり、傷ついたりすると、わずらわしくて仕方がないです。
「なんでこんな思いをしなきゃいけないんだろう。私だけ…?」
ほかの人は、どんなときに「友達がいらない」って思うんでしょうか。
今回は、そんな疑問にお答えすべく、「友達なんていらない」と思ったことがある50人にエピソードを聞いてみました。
「もう、友達なんていらない。」そう思ったきっかけは?
アンケートの結果、「友達なんていらない」と思ったきっかけは、大きく3つのケースに分けられました。
経験者のみなさんのエピソードをはさみつつ、分析してみましょう。
ケース1:信頼していた友達に裏切られて…
ひとつめは、信頼していた仲の良い友達からの裏切りにあい、「もう友達なんていらない」と思ってしまうケースです。
信じていた友達に裏切られると、人を信じられなくなります。
友達という関係性が崩壊し、未来も過去もなくなってしまう…心に忘れられない傷を負うほどに、つらくて悲しいことです。
アンケートで寄せられた友達の裏切りエピソードも、ため息が出るような悲しみにあふれた話がありました。
身近な友達による、最悪の裏切り行為…
恋愛相談したり、彼氏を紹介したりしていた友達なら、なおさらショックは大きいですね。
飲み会での話なら、笑って流してほしいところですね…
たしかに陰口は良いものではないかもしれませんが、わざわざ波風を立てる人は厄介です。
「ワルにシバかれた」という力ある言葉が気になる、63歳の男性の回答。
義理人情の裏切りは、40年以上経っても忘れられないほど致命的だったのでしょう。
子どもの頃の友達関係って、大人になっても忘れないものですよね。
女の子同士やグループでのいざこざって、避けられないものなんでしょうか。
この方は、結局その後Aさんとは距離を置き、ひとりで気楽に行動していたそうです。
ケース2:周りの人間関係に嫌気がさして…
自分が直接被害を受けた場合ではなくても、周囲の人間関係がいやになって引いてしまうケースもあるようです。
悪口大会、つらいですよね。
自分には思いもよらないことでも、「同調しなければ嫌われるかも…」という気持ちで受け流すしかないことも。
一度や二度ならまだしも、毎回の悪口大会だと辟易していまいます。
年齢とともに友達関係が変化していったという、壮大なエピソードです。
面倒なイメージが付きまといがちなママ友関係ですが、こんなふうに崩れていくパターンもあるのですね…。
この女性は、アメリカ留学を経験したことから、友達関係を見直したそうです。
年齢や国籍に関係なく、必死に努力している人たちがたくさんいます。
広い世界に出るためには、まさに「断捨離」が必要なんですね。
ケース3:ひとりの時間が楽だから…
大きな出来事やきっかけがなくても、気が付けば「ひとりのほうが楽だった」というパターンもあるようです。
他人に気を使ってすごすよりも、ひとりの時間が好きな人もいますよね。
「あ、別に友達いなくても楽しいかも」と気づいたパターンですね。
友達がいることが当たり前になっていたけれど、実は意外とひとりが楽という人も多いのかもしれません。
別に友達がきらいなわけじゃないけど、それよりも自分のペースを大事にしたいという方々もいます。
マイペース人間な私にも、その気持ち、よく分かります。
付き合いも大切だけど、まずは自分のやるべきことを優先するというパターン。
ひとつのことに集中するって大事ですよね。
友達がいないことのメリット・デメリットは?
では、実際に友達との関係を絶ったり、減らしたりすると、どんなことが起こるのでしょうか?
友達がいないこと・少ないことのメリットとデメリットを聞いてみました。
メリット
メリットは、次の4つにまとめられました。
①傷つかなくて済む!
気遣いの上手な人ほど、友達関係で傷ついてしまったり、つかれてしまったりするものですね。
大きなダメージの要因になる友達関係がなければ、傷つくこともないでしょう。
②ブレない!
私も意思が弱くブレやすいタイプなので、分かります。
友達の助言はありがたいけど、必要以上に影響を受けてしまうこともありますからね。
③出費が減る!
友達が多ければ多いほど、交際費もかさみます。
④自由時間が増える!
友達と会う時間やメッセージのやりとりって、意外と時間や気力を使うもの。
ひとりで楽しく過ごせる人には、そのバランスも大事なんですよね。
友達ではなく、家族との時間も大切です。
デメリット
いっぽう、デメリットとして挙げられたのは、主に次の3つです。
①さみしい…
ほかにも、「夜になるとさみしくなる」「ひとりじゃ行きづらい場所に気軽に誘える人がいない」など、とにかく「さみしい」という意見は多かったです。
また、自分がさみしいだけではなく、「難ありと思われる」という人の目を気にした意見も印象的でした。
②ほかの人の意見がもらえない…
恋愛、仕事、家族のことなど、悩みがあるときには、第三者の意見を聞きたくなることがありますよね。
自分ひとりで考えているだけでは思いつかなかったアイデアを与えてくれるのも、友達なのかもしれません。
③困ったときに助けてもらえない…
困ったときに、友達に助けてもらった経験がある人も多いのではないでしょうか。
友達がいなかったら、災害や病気のとき、家族を頼れないとき、「こんなときに頼れる友達がいれば…」と思うかも。
ストレスなく付き合える「友達」とは?
友達がいるとトラブルに巻き込まれて面倒…
でも、友達がいないとさみしいし、困ったときに頼れる人がいないのも不安…
だったら「ストレスなく付き合える友達が数人いる」という状態がいちばんいいのかも?
その「友達」も、人によって考え方はさまざまなようです。
あなたが求めている「友達」とは、どんなタイプの人を指しますか?
タイプA:なんでも話せる、自然体でいられる関係
アンケートの中でもっとも多かったのが、このタイプAでした。
取り繕わず、気を遣わない関係性を求めている人は多いようです。
個人的には、「無言でもつらくない人」は居心地がいいですね。
無理に話題を探してしゃべっている感じが伝わると、壁を感じます(笑)
タイプB:ほどよい距離感のある、深入りしない関係
家族でも恋人でもない、「友達」としての距離をうまく保ってくれる人って、実は貴重ですよね。
自然と生まれる関係性なんだと思いますが、そんな関係性が強くなれば、一生の友達となってくれるでしょう。
私は、学生時代の友人たちがこの「ほどよい距離感」の関係です。
数年に1度しか会わない人もいるけれど、会えばすぐに当時の空気感が生まれ、とても楽しい時間を過ごせます。
タイプC:一緒にいることで自分を高めてくれる関係
少数派ではありましたが、自分に良い影響を与えてくれる人こそ友達、と考えている人もいました。
とくに自営業の場合は、普段の付き合いが仕事に大きく影響してきます。
友達としても付き合える人と一緒に仕事をすれば、ストレスのない生活が送れそうですよね。
まとめ:人間だもの。マイペースでいいんです
人間関係ってめんどくさい。
でも、友達はいないとさみしい…
自分を含め、いろんな人が回答してくれたアンケートを読んでいると、
人間って、ほんとうに欲深くてわがままなんだな…と思いました(笑)
でも、だからこそ人間。
いろいろなタイプの人がいて、価値観もさまざま。
すべてを受け入れることなんて到底できません。
合わない人には合わせなくていいし、理解できないことを無理に理解しようとしなくていいんです。
感受性が豊かで、たくさんのことを考えて悩んで傷ついたからこそ、
「もう友達なんていらない」と思うのでしょう。
感性の合う、あなたが求める「友達」に出会えますように。
マイペースに生きましょうね。