好きな人と付き合っていたら、ゆくゆくは結婚して出産をと考える人が多いもの。しかし、中には子供の頃の家庭環境が悪く、結婚願望ない!という人もいます。
彼氏がいても「結婚しないまま付き合い続けるのは相手に悪い?」と罪悪感を感じたり、少数派である自分の考えに自信を持てない人も。
相手を大事に思うからこそ、自分を曲げて結婚を考えるべきか悩んでしまうのです。
育った家庭環境は変えられずとも、これから先の幸せはどうすればつかめるのかのヒントをお伝えします。
結婚願望を持てない女性もたくさんいる!?
結婚するかどうかは個人の自由、という世の中になってきたものの、まだまだ「好きな相手にプロポーズされたら結婚するのが当然」という考えが多数派です。
そんな中、SNS等では結婚願望を持てないという声も見られます。
Twitterでも、
といったように、幸せな家庭を知らないから結婚の意義がわからないという意見、結婚と不安のはざまで揺れる意見が多数あります。
リアルな人付き合いの中でこうした本音を言えることは少なくても、SNSでこれだけ「家庭環境のせいで結婚願望がない」という人がいるのなら、潜在的にはもっとたくさん同じような人がいることでしょう。
「毒親」というワードが広く知られていることからも、親や家庭環境に苦労してきた人が多いことが分かります。
子供の頃の家庭環境が悪くて結婚願望を持てない理由3つ
では子供の頃の家庭環境が悪かった場合、なぜ結婚願望を持てなくなるのでしょうか?
よくあるケースを3つ見てみましょう。
理由①両親の不仲を見てきて良い家庭像が描けない
育った家庭環境が悪いと、両親がいつもケンカしていたり、親のDVや虐待を目の当たりにして育つことがあります。
好きで一緒になったはずの両親が不仲だと、結婚や愛情というものを信じられなくなりますよね。
自分はそんな家庭は作りたくないと強く決心したとしても不思議ではありません。
理由②相手をずっと好きでいられる自信がない
家庭環境が悪かった人の中には、親が不倫をしていたり離婚してしまった人もいます。
そのせいで「一人の人に愛情を持ち続ける自信がない」と思うのも当たり前ですね。
結婚してほしいと言ってくれる彼が現れても、簡単には結婚の覚悟を決められないのも無理はありません。
相手の幸せへの責任も感じるからこそ、相手に自分と同じような辛い想いをさせたくないと思うんです。
理由③子供に自分と同じ思いをさせたくない
家庭環境が悪かった人は、両親のケンカの仲裁をさせられていたり、親から虐待を受けて耐えてきた「サバイバー」だという場合もあります。
「子供ができたら自分も親にされてたことをしてしまうのでは」「子供に同じように辛い思いをさせるかも」という不安があります。
まだ見ぬ子供にさえ責任を感じ、子供を持つことをためらうほど幼少期の辛い記憶があるんですね。
実家とは違う「良い家庭」を築くポイント
ではそんな辛い家庭環境の記憶を持ちながら、もしも結婚してほしいという相手が現れたら?
どんな点に気を付けると実家とは違う良い家庭になる可能性が高まるのでしょうか。
ポイント①彼がDVなど自分の親の問題点を持っていないかチェック
彼に「自分の親と同じ問題点がないか」をしっかりチェックします。
特にアルコールや薬物依存・ギャンブル癖・モラハラ傾向・手が出たことがある・強い亭主関白傾向などがないかはチェックしましょう。
自分の父親と同じニオイがするタイプの男性はある意味安心感を感じさせますが、同じ問題を起こす可能性は高いです。
世の中には深刻な問題点がなくあなたを愛してくれる男性もいます。
そういう「自分の父親と同じ問題点がない人」とであれば、実家と違って幸せの続く家庭を築いていける可能性は高いですよ。
ポイント②子供を持たなくても構わないという彼を選ぶ
結婚願望を持てない理由が「自分と同じような辛い思いをする子供を作りたくない」ということなら、子供は必ずしも持たなくていいという男性を選ぶ方法もあります。
私の周りにも多いですが、「子供は育てられる自信がないし夫婦だけで過ごすのがいい」という男性も結構います。
彼のことは好きだけど、子供は持ちたくないと考えている人は、プロポーズされたらそんな想いを打ち明けてみるのも手です。
意外と彼も同じ考えかもしれません。子供は無理に持たなくていいという彼に出逢ったなら、結婚生活を将来像に入れてみるのも悪くありません。
ポイント③彼を第三者に会わせ性格を確認してもらう
依存症やDV傾向は出逢った最初の頃に見抜くのが困難です。
特に幼少期の家庭環境が悪いと、問題があるのが当たり前の中で育っているので、相手の問題性に気づくのが遅れがち。
そこで彼が結婚したいと言ってきたら、友人や同僚など第三者に早めに彼を紹介し、どんな人物に見えるか意見を聞いてみましょう。
第三者から見れば、依存傾向やモラハラ傾向などの怪しい部分がなんとなく分かる場合もあります。
何度か一緒に会ったりグループ行動してもらうと、二人の関係を客観的に冷静に見てもらえるだけでなく、万一DVなどにあった場合は彼を知っているその第三者に助けを求めることができます。
そういった第三者のチェックも合格し、ある程度長めにつきあって問題がなければ実家の環境とは違うよい家庭を築ける可能性がありますよ。
どうしても結婚願望が持てないのにプロポーズされたらどうする?
彼に問題はなさそうで自分も好きだけど、どうしても結婚は考えられない、という場合もあります。
もしも彼の想いに応えて結婚するか別れるかで揺れているなら、以下のような方法も検討してみて下さい。
上手くいっている夫婦や子供のいる友人家庭にお邪魔してみる
結婚願望がないのは、幸せな家庭のイメージがわかないということなので、「うまくいっている家庭」にお邪魔してみるのも参考になります。
友人や同僚などでよく夫婦の話や子供の話を楽しそうにしている人のおうちに遊びに行かせてもらいましょう。
自分が思う以上に自然に安心で安らぐ楽しい家庭を「激しい努力なしで」築いている人はいるものです。それがモデルとすべき家庭のイメージです。
自分が我慢ばかりしなくても大事にしてくれる男性を選べば、こんなにも幸せな安心できる家庭を作れるのかと、具体的なイメージがわきますよ。
彼とそのまま交際し考えが変わるか様子を見る
どうしても結婚を諦めてくれない彼と、そのまま付き合いを継続するのもアリです。
罪悪感を感じる必要はありません。あなたの考える「結婚しない幸せ」は誰にも否定されるべきことではないからです。
彼の考える幸せが「あなたと一緒にいること」なのか「結婚すること」なのか、彼自身に考えてもらう期間を用意すると考えましょう。
あなたの考えが揺るがないなら、彼の考えが「結婚はしないけど一緒にいる」あるいは「別れて結婚相手を探す」のどちらになるか決まるのを待ってあげましょう。
考えの違う人の価値観を理解し受け入れるのには時間がかかります。
あなたはあなたの幸せを大事にし、彼には彼の幸せが何かを見つける。そんな互いの将来のために大事なひとときと考えましょう。
一度別れて他の人とデートしてみる
彼を好きでプロポーズされたのにどうしても結婚する気になれないなら、一旦別れてみるのもお互いを客観的に見るチャンスになります。
ちょっと大胆ですが、他の男性とデートしてみるのも効果的。悩んでばかりいるより早く自分の気持ちがわかります。
付き合わなくても何人かの男性と遊びに行ってみたりマッチングアプリに登録してみるだけでもOK。
すると「彼以外なら結婚アリと思える男性はいる」のか、「やっぱり絶対誰とも結婚はナイ」のか「自分を曲げてもいいほどやっぱり彼が大事」なのか気持ちがはっきりします。
プロフィールに「恋のリハビリ中」などと入れておけばアプリの相手も複雑でデリケートな背景があると分かるので、途中でカップル成立しなくてもやりとりする相手に失礼になりません。
ペアーズ、Tinder、ナレソメなど様々な出会いツールがあります。
そうして行動してみて出した最終決断を別れた彼に伝えれば、それまでよりは納得してくれるはずです。もちろん別れている間は彼にも他の女性と接してみることを許してあげて下さいね。
まとめ
育った家庭環境の影響で結婚願望がもてないと密かに悩んでいる女性は、幸せな夫婦のイメージを知らないだけだったり、結婚してパートナーや子供を不幸にしたくないという責任感を持つ優しい女性です。
大切なのは「結婚願望が持てない」という気持ちは大切にされるべきだということ。結婚しないことで守られる幸せもあるからです。
でももしも結婚するか揺れる気持ちがある場合は、後悔のないようにここに紹介した方法で色々行動してみて下さい。
やってみて納得できる結論が出れば、自分の考える幸せに向けて揺るがず心穏やかに歩んでいけるようになることでしょう。
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